谷垣自民総裁 必要な法案、政策など与党に提起

2010年09月15日 11:00

 谷垣禎一自民党総裁は菅直人氏の民主党代表再選について、14日、「菅さん、この熾烈な選挙を勝ち抜かれ、党代表、総理大臣を続けられるということでしょうから、お祝い申し上げたい」と語るとともに、「一刻も早く政権として今の国民生活の状況に直面した対応をしてほしい。それが1番」と語った。

 谷垣総裁は、民主党代表選挙について「去年の衆議院選挙で約束したマニフェストを違えるようでは、間違いではないかという(小沢一郎候補の)主張、それからもう1つ、政治とカネの問題で民主党はクリーンでなければならないという(菅候補の)主張、どちらの主張も間違っていない主張だと思っていますので、それをどのように乗り越えていくのかという深刻な課題がある」と分析。「今の国民生活の厳しい生活を打開していくエネルギーが、この選挙によって民主党に生じたとは思いません」と語り、民主党と対峙していく考えを示した。

 また「本当に国民生活に必要な時であったら、自民党の側から民主党にどんどん法案なり、政策など問題提起し、与党に突き付けていく行動をとりたい」と語り、「我々が提起したことが実現するのは、むしろ良いことだと思う」と国民生活を軸とした野党としての姿勢を窺わせた
(編集担当:福角忠夫)