菅直人元総理は「脱原発を実現するためにはバックエンドについての方向性を出す必要がある」として「党内のエネルギー環境調査会にバックエンドの小委員会ができるようなので、そこで徹底的に検討したい」との意向を6日までに示した。
菅元総理は「プルトニウムを減らすためにプルサーマルによる燃料を主張する人もいるが、プルサーマルによっても使用済み燃料からプルトニウムを含む核廃棄物は発生する。英国の原子力廃止措置機関との意見交換では、原子炉によってはプルトニウムはあまり減らないものもあるとの意見だった。また、プルサーマルの使用済み燃料の再処理は何度も繰り返すには無理があるとのことだった」として、こうした意見も踏まえたバックエンドのあり方の検討をしていきたい意向を示した。I(編集担当:森高龍二)