クロス・マーケティングが全国の15歳から69歳までの2400人を対象に、7月29日から31日にかけて行った「ストレスに関するアンケート」で、1183人(49.3%)がストレスを感じていることが分かった。
ストレスを実感しているという1183人のうち、要因として最も多かったのは男女ともに「自分自身の将来」をあげ、先行き不透明な社会情勢を反映していた。また、ストレス要因の上位には「今年の暑さ」もあがっていた。
それによると、男性ではストレス要因の1位は「自分自身の将来」、2位は「職場の上司との人間関係」、3位に「今年の暑さ」、4位に「自分の会社の将来」、5位に「職場の同僚との人間関係」があがっていた。
一方、女性も「自分自身の将来」をあげた人が最も多く、次いで「今年の暑さ」、3位に「子どもにかかわる事項」、4位に「配偶者にかかわる事項」、5位に「家族にかかわる事項」と女性では家庭、家族にまつわる要因が上位を占めた。
ストレスで実感する症状として、最も多かったのは肩こり、腰痛で女性では52.4%、男性でも38.4%がこうした症状を訴えた。また、女性の42.7%は疲れやすい、男性でも29.3%が同様に、疲れやすいことをあげ、イライラする(女性36.3%、男性23.9%)、集中力が低下している(女性33.3%、男性29.3%)、やる気がなくなる(女性34.4%、男性29%)などをあげていた。頭痛を感じる人も女性で21.7%、男性で11%あった。
特に、女性の有職者(15歳から49歳)では、肩こり、腰痛、頭痛、疲れやすい、イライラするなど身体的症状や情緒的症状をあげる人が他の層に比べて高かった。逆に男子学生や男性(50代以上)では「特に実感する症状はない」と回答した人が他の層より多かった。
ストレスを感じている人のうち、対処できている人321人に、対処法を尋ねた結果、1位はおいしいものを食べる、2位は寝る、3位はショッピングをする、同率3位で音楽を聴く、4位はお酒を飲む、5位はインターネットをする、だった。
性別の特徴をみると、男性の1位は酒を飲むで2位に音楽を聴く、3位に寝る、4位にインターネットをする、5位においしいものを食べるとなったのに対し、女性では1位においしいものを食べる、2位に寝る、3位にショッピングする、4位に友人と話す、5位に音楽を聴くとなっていた。
(編集担当:福角忠夫)