社会問題にまでなったメタボリックシンドロームの対策のために、また美容やエイジングケア目的になど、今やサプリメントを採るという行為が当たり前の時代となった。最近では、予防医学の観点から、医療現場でもサプリメントが積極的に活用されるようになってきており、その役割は日に日に大きくなるばかりだ。日本健康科学学会会長の信川益明氏は、2010年の日本におけるサプリメントの市場規模が3兆2,000億円に達すると試算している。
そんな中、髪の健康維持に効果的とされるサプリメントが、9月10日に、毛髪クリニック リーブ21から発売される。「ZES(ゼス)」という商品名がつけられたこの新サプリメントは、一粒に髪の成長に必要な亜鉛(15mg)に加えて、ビタミンEやセレンを配合するなど、髪の健康維持に必要な栄養素をバランスよく含んでいるという。
同社の広報担当者は、「私たちのからだは、ミネラルが不足すると様々な危険信号を発します。その1つが脱毛。そして、髪に必要とされる代表的なミネラルが亜鉛です。髪には体内に取り込まれた有害物質を体外に排出するデトックスの役割もあり、こうした機能を維持していくためにも、健康な髪を保つことは大変に重要なのです。」と語る。
美的志向の高い人が多くなった現代、同社が実施したアンケート調査の結果によると、日本人の約4割が薄毛や脱毛に悩みを抱いているとされている。毎日簡単に摂取できるこの小さなサプリメントの存在が、多くの人たちの髪に対する悩みを軽減するための新たな手段となることが期待される。
(編集担当:北尾準)