ＮＥＣ＜6701＞はフジテレビにおいて、報道番組向けのコンテンツを低解像度に圧縮し、パソコン上でプレビューを可能とするシステムを構築した。
これまでフジテレビでは、報道番組の映像・音声等のコンテンツはテープで保管されていた。今回のシステムを構築することで、番組制作作業の効率化・コンテンツの再利用など、映像の活用機会の拡大を目指すという。
今回構築したのは、フジテレビの「新報道ＮＶシステム」においてプレビューのためにコンテンツの保存・検索を可能とするシステム。複数台のトランスコーダやストレージで構築され、低解像度のＨ２６４に圧縮する。これにより、コンテンツの撮影時期などの情報と共に保存することができ、局内の関連部局に設置されたパソコン上での編集・プレビューが可能となる。
ＮＥＣは、放送業界のファイルベース化の移行に伴い、同社の導入実績をふまえたメディアセットマネジメントソリューションの提供を積極的に推進していく考えだ。
（編集担当：山下紗季）
