8月も半ばを過ぎたこの時期。徐々に秋に近づいてはいるものの、まだまだ暑さが和らぐ気配はない。外出先から戻ると体全体に広がる汗によって不快な気分を感じさせられる毎日だが、中でも、汗が引いた後にも残る顔のベタつきが気になるという男性は多いだろう。
ところで、スキンケアに対し世の男性はどれくらいの興味を持っているのだろうか。医薬品大手のロート製薬<4527>が15~39歳の男性690人に対して行った独自調査によると、約63.7%の人が「男性もスキンケアをした方がいいと思う」と回答したという。さらに年齢を5歳ごとの層に分けていくと、若くなるほどその割合が大きくなり、15~19歳で73.7%と最も高い値を示している。さらに、「スキンケアは楽しいことだと思う」という項目に対し「当てはまる」「やや当てはまる」と答えた人は、全体では32.4%にとどまったものの、15~19歳では49.1%に上った。この調査結果では、男性のスキンケアに対する興味は思いのほか高く、中でも若年層ではそれが”楽しいもの”として認識されていることが分かる。
さらに同社が若年層の男性のスキンケア事情を探るために行ったのが、複数のカメラで洗顔時の行動を調査するというもの。その結果、若年層の男性の中には洗顔料をしっかりと泡立てて使用する泡好きの男性=”泡男子”が意外に多く、泡立てネットを使っている人も少なくない、ということが分かった。実際に、先述の調査でも15~39歳の男性の61.4%が「洗顔料で”泡立ちがいいこと”は重要である」と答えており、泡立ちは洗顔において重要なポイントの一つだと言える。
そういった調査結果を受け、同社は10代後半から20代の男性を中心とした若い男性に人気のスキンケアブランド「オキシー」にて、泡立ちにこだわった洗顔料を開発。8月20日に「オキシー クリーミーウォッシュ」を発売した。同商品は、きめ細かで濃密な泡を簡単に作ることができるよう、泡立ちのいい製剤を採用。泡はクリーミーで弾力があり、顔の表面が包み込まれるような使用感を感じつつ、優しく洗顔することができる。さらに、うるおい成分「スーパーヒアルロン酸」と引き締め成分の「セージエキス」「アルゲエキス」を配合することによって、うるおい感のある洗いあがりを実現した。香りは「オキシー」シリーズで好評の、ゼラニウムの爽やかな香りだ。
ファッションやヘアスタイルだけでなく、若い男性の間では今やスキンケアも大きな関心事のひとつ。ひと昔前の10代の男子といえば脂っぽい肌とニキビが定番だったが、現在はそうではないらしい。”泡男子”をはじめ当たり前のようにスキンケアに気を使う若年層の増加によって、男性用スキンケア市場は今後も拡大していきそうだ。
(編集担当:上地智)