厚生労働省が平成13年度から21年度までの9年間に人身取引被害者として保護した人数は275人にのぼり、すべて女性であったことが分かった。直近では平成20年度39人、21年度が14人になっていた。
被害者の平均年齢は24.8歳、最年少は15歳。フィリピン人、インドネシア人、タイ人が全体の87%を占めた。
保護された経路をみると、95%が警察や入国管理局によるもので、都道府県別では愛知県が最も多く55人、次いで長野県の33人、千葉県の30人だった。平均保護日数は33.6日になっていた。
(編集担当:福角忠夫)