資生堂 <4911> は、銀座並木通りにある本社社屋の建て替えを発表。2011年5月より解体を始め、2013年8月末の竣工を予定している。
現在の本社社屋は1972年3月に竣工され、事業活動の中心としてビジネスセンター機能を担ってきた。しかし、事業規模の拡大にともない手狭になったことから、2003年5月にオフィス機能については汐留に移管。現在は本社として一部のスタッフ部門や子会社のオフィスは入っているが、老朽化が進んだことから建て替えを実施するになった。
同社は1872年に銀座で創業。常に歴史と新しいものを融合させて独自の価値を生み出すことで発展してきたこの街と共に、同社ならではの美意識を世の中に送り出してきた。今後も創業の地である銀座から、先進的な価値の提案や、訪れた人の心を豊かにすることのできる場の提供を通じて、魅力的な街づくりに貢献することを目指す。
なお、新たな本社社屋はオフィス機能に加え、店舗機能、公共機能を有するビルを検討しているという。
(編集担当:宮園奈美)