アメリカン・エキスプレスが世界12カ国の18歳以上の男女1万2000人(各国1000人)を対象に「顧客サービスに対する意識や考え方に関する意識調査」を行った結果、日本ではマスコミが消費行動に大きな影響を与えることが分かった。
アメリカン・エキスプレスでは「商品やサービスを購入する際に影響を与える要素のトップ3にマスコミが挙がったのは日本だけ」と日本人のマスコミに対する信頼度に驚きを隠さない。
同時に、企業の顧客サービスの情報を得るとき、ウェブ上のレビューを参考にする人の割合も日本では61%にのぼっており、レビューサイト、口コミサイトの影響力の大きさも伺えるものになった。
調査は今年4月に日本、米国、カナダ、メキシコ、フランス、ドイツ、イタリア、英国、スペイン、オランダ、オーストラリア、インドで実施された。
それによると、日本では、商品やサービスを購入する際に影響を与える要素として、トップに「自分の過去の実体験」(93%)、次いで「企業の評判、ブランド」(78%)、3位に「マスコミ」(72%)が続いた。
今回の結果は「マスメディアに情報操作されやすい日本人」という弱さも浮き彫りにした。
(編集担当:福角忠夫)