ヤンマーは昨年発売した大型・担い手農家向けトラクターＥＧプロシリーズとＥＧ４００シリーズに続き、新たに「ＥＧ３００シリーズ」を発売する。
同社はこれまで、顧客ニーズの省エネ・省作業を実現する独自の高効率無段変速トランスミッション（Ｉ－ＨＭＴ）機構を搭載したエコトラシリーズを発売していた。今回はさらに国内販売台数の半数以上を占める２０～４０馬力所有の農家へ、作業性・操作性・快適性を継承した「ＥＧ３００シリーズ」とともに、ＥＧ４００シリーズの上位馬力である「ＥＧ４５３Ｊ」を発売する。
この追加発売により、ヤンマーの高効率無段変速シリーズのトラクターはエンジン搭載馬力で２６～８３ｐｓまでをきめ細かくカバーする製品ラインナップとなる。
同社は２００９年現在、農業機械の生産高がクボタ に次いで国内第２位となっている。今後も、顧客ニーズを的確に捉えた様々な農機の開発、販売に注力していくことで、さらなるシェア拡大を狙う。
（編集担当：宮園奈美）
