おサイフケータイで情報を入手、新広告ツール

2010年06月22日 11:00

 凸版印刷 <7911> はNTTドコモ <9437> が提供するおサイフケータイを使用した広告ツール「FeliCa Lite 搭載ポスター」のテストマーケティングを、池袋、新宿、渋谷、有楽町を中心としたエリアの対象店舗で、6月11日より開始した。実施期間は2ヶ月間である。

 「FeliCa Lite 搭載ポスター」は、紙のポスターにおサイフケータイ対象機種の携帯電話をタッチさせるだけで店舗情報やクーポンなどを入手できる広告ツール。タグリーダーアプリをインストールした携帯電話で「FeliCa Lite」を取り付けた通常ポスターをタッチすることで、対象のwebサイトへ自動的に接続される。

 これまで一般的だった、QRコードなどよりも簡単に情報が入手でき、Webサイトへの誘引が行え、さらに時間帯や属性などの利用状況が把握できるため、店舗側は訴求効果の検証が可能となる。今回は、アニメイトや紀伊國屋書店、近畿日本ツーリスト、クリアックスの4社が試験的に実施する。

 同社は、試験期間中にサーバーに蓄積される利用場所や利用時間帯などを統計的に分析。広告ツールとしての新たな可能性を検証していく方針だ。
(編集担当:山下紗季)