参天製薬<4536>は1日、平成25年3月期第2四半期の連結決算を発表した。売上高は56,715百万円(前年同期比0.1%減)、営業利益13,080百万円(前年同期比10.2%減)、経常利益13,466百万円(前年同期比10.5%減)となり、四半期純利益は8,978百万円(前年同期比9.4%減)となっている。
国内医療用眼科薬市場は、網膜疾患治療剤および角結膜疾患治療剤の伸長により、前年同期と比べ拡大。一方、海外医療用眼科薬市場は、アジアでは堅調に推移している。また国内一般用眼科薬市場は、目の疲れ用、コンタクト用目薬などが伸長したが、アレルギー用で減少し、前年同期とほぼ横ばいとなっている。
このような状況下、売上高は主力の国内医療用医薬品事業において、緑内障・高眼圧症治療剤「タプロス点眼液」・「コソプト配合点眼液」、角結膜疾患治療剤「ジクアス点眼液」等の成長に加えて、海外における普及促進活動を展開したが、国内医療用医薬品事業における薬価改定の影響があり微減となった。また、営業利益、経常利益、四半期純利益も減少している。
尚、通期での見通しは修正なしとしている。