毛髪クリニック リーブ21が主催する「第10回 発毛日本一コンテスト」が、4月20日に東京国際フォーラムにて開催された。当日は、多くの報道関係者や観客などで客席はいっぱいとなり、出場者が登場するたびに、大きな声援が贈られていた。
同社は、「脱毛に悩む多くの人々に発毛の喜びを知って欲しい」というコンセプトのもと、2001年から毎年、発毛の成果とそれにまつわるエピソードを競う、世界で唯一のコンテスト「発毛日本一コンテスト」を開催している。10周年の節目に開催された今回のコンテストには、約630名のエントリーがあり、その中から書類選考を勝ち抜いた7歳から77歳までの53名の出場者が、ステージ上で、どれだけ髪が生えたかを写真とコメントを交えたパフォーマンスを行った。
厳正なる審査の結果、12名が最終選考に残り、その中から見事に優勝に輝いたのは、東京都の池袋オペレーションセンターから選出された藤原剛さん(仮名)。審査委員長から自分の名前が呼ばれた瞬間、驚きの表情を見せながら、「以前は鏡で自分の姿をみることができなかったが、発毛してから自分に自信が持てるようになった。まさか、最終選考に残ると思っていなかったので、本当に驚いています。リーブ21のスタッフの方々には感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。
今回は10回目を記念し、賞金総額も大幅にアップ。優勝賞金が昨年の300万円から500万円に増額されたほか、準優勝者には200万円、第3位には100万円、その他の入賞者にも豪華商品が贈られた。
イベント中には、毎年恒例となっている、同社のイメージキャラクターの和田アキ子と島田紳助によるトークショーなども行われた他、ウェブ上にて公募していた発毛川柳の優秀作品の発表や、過去のコンテスト出場者たちが参加した座談会など、会場は終始、大きな盛り上がりを見せていた。
審査委員長を努めた、久留米大学の学長であり、日本がん臨床試験推進機構の理事でもある薬師寺道明氏は、「医者としてクールな視点でこのコンテストを見させていただきましたが、出場された方の発毛成果には驚かされました。今、がんを患った人は、苦しいがん治療に耐えたあとに、今度は髪の毛が抜けていくという精神的な苦痛を味わわなくてはなりません。リーブ21さんの活動は、医学の立場からみても、大変有意義なものであり、これからも益々発毛に関する研究に取り組んで欲しいと考えます」とコメントした。
また、同社の岡村勝正代表取締役社長は、10回目を迎えた今回のコンテストについて、「会員様や関係者の方々のご支援のおかげで、発毛日本一コンテストも10周年を迎えることができました。これからもコンテストを通じて、自分の髪が復活する喜びをより多くの人に実感してもらえるように努めていきたい」と語っていた。
(編集担当:中里恵)