入札契約制度の改善事項の具体化を図るための中央建設業審議会が4月22日午後1時半から国土交通省特別会議室で開かれる。前原誠司国土交通大臣は議論の成果を「夏頃を目途にとりまとめをしていただきたい」と意向を示している。
大臣は今回の審議について「公共工事に参加する企業の経営を事前に評価する経営事項審査の審査基準の改正について、ペーパーカンパニーの高得点防止や企業実態のより公正な評価を行うための審査基準の見直し、元請下請関係をはじめとして、契約の対等化・明確化を促進するために標準請負契約約款の改正についてご議論をいただきたい」と議論の柱を示した。
国土交通省は入札契約制度の改善を推進する手立てのひとつとして、さきに、企業の経営評価のあり方や下請企業対策について、掘り下げた改善への具体化を図る意向を表明していた。
(編集担当:福角忠夫)