リチウムエナジージャパン(LEJ、本社・京都市、資本金40億円)は年産で電気自動車用リチウムイオン電池5万台分の生産能力を持つ工場を滋賀県栗東市内に建設すると14日、発表した。設備投資は総額375億円になる。
計画では新工場(栗東新工場)を2012年度初頭から稼働させたい意向で、電気自動車用リチウムイオン電池を年産440万セル(新世代電気自動車「i-MiEV」5万台分)製造する。
同社はすでに、滋賀県草津市内の工場で年産20万セルを生産しており、6月からは新ラインでの増産(同40万セル)とあわせ、60万セルの生産ができることになる。さらに、京都工場での設備投資も進み、同社全体として、今年12月には年産100万セルの出荷体制が整う。
リチウムエナジージャパンは2012年度下期には栗東工場がフル稼働になり、草津、京都の工場と合わせて、全体の生産能力は600万セル(6万7800台分)に拡大する。「長期的には国内10万台相当のリチウムイオン電池の供給体制を目指す」という。
(編集担当:福角忠夫)