折りたたみ式自転車で利用に注意喚起

2010年02月18日 11:00

 国民生活センターはスポーツタイプの折りたたみ式自転車を購入する場合に「ハンドルステムの固定にレバーを用いているものについては、十分な締め付け力が得られないことから、ハンドルが緩み、重大な事故につながるおそれがある」として、2月17日、「ハンドルステムの固定にレバーを用いているものを購入する必要があるか(折りたたむ頻度がどの程度かなどを勘案して)よく検討するよう」注意を呼びかけた。

 又、すでに使用している消費者には乗車前に、前車輪とハンドルがずれることがないか十分に確認するように注意を促がすとともに、業界に対して、問題の改善を要望した。

 これは、昨年9月にタイヤサイズ26インチ、7段変速のスポーツタイプの折りたたみ式自転車を走行中、ハンドルが外れ、乗車人が転倒して鎖骨を骨折した事案を受け、事故車と同様の構造をしている5銘柄を購入して同センターが調査した結果、いずれの銘柄の自転車においても使用者がレバーを締め付けるトルクが小さく、そのためハンドルステムの固定力が不十分で、固定機構の改善が望まれる結果になったとしている。
(編集担当:福角忠夫)