富士通、グローバル・コンパクトへ参加し、CSR活動を推進

2009年12月17日 11:00

 富士通 <6702> は15日、国連が提唱するグローバル・コンパクトへ参加したことを発表。グローバルな視点から積極的にCSR活動を推進していく意志を表明した。

 「国連グローバル・コンパクト」とは、1999年1月の世界経済フォーラムのタボス会議において、当時の国連事務総長コフィー・アナン氏の提唱により発足したCSRのイニシアチブ。2000年の7月にニューヨークの国連本部にて正式に発足し、現在では、134カ国で7000以上の企業・団体が参加している。

 グローバル・コンパクトでは、「人権、労働、環境、腐敗防止」の4分野より構成される10原則を提唱し、参加企業に対して、責任ある企業市民としてCSR活動を推進することを求めるとともに、これらの活動を通じて、国連ミレニアム開発目標の達成をはじめとする、持続可能で包括的なグローバル経済の実現を目指していく。

 これまでもグループ全体でCSR活動の取り組んできた同社は、今年の7月に発表した中期経営計画で「真のグローバルIT企業」となることを目標に掲げており、今回のグローバル・コンパクトへの参加を機に、地球環境や人権などの社会的課題への取組むことで、グローバル企業として責任ある経営を推進し、持続可能な社会づくりに貢献していきたいとしている。
(編集担当:北尾準)