協和発酵キリン は12月8日に、自社ウェブサイト内に抗体医薬品情報サイト『抗体医薬品~最先端の治療薬~』を開設した。
近年、抗体医薬品の市場は大きな成長を遂げており、患者が利用する機会が増えてきている。しかし、一般的に抗体医薬品自体はあまり知られていないのが現状だ。そこで同サイトでは、抗体医薬品とはどのような薬であるか、従来の医薬品とはどのような違いがあるのかなど、まずユーザーが疑問に思うポイントを分かりやすく解説。抗体医薬品についての基本情報を提供している。
また同社は、抗体医薬品を創出するために独自の技術を開発。免疫という生体防御システムを医薬品として病気の治療に活かすことで、多くの取り組みで成果をあげている。
代表的なものに、抗体医薬品の作用を飛躍的に高める技術やヒトが産生する抗体と同じ完全ヒト抗体を産生する技術があり、これらの技術を用いた抗体医薬品候補数品目は、現在国内外で臨床試験を実施している。
さらにがん、腎、免疫疾患を研究・開発の重点領域として、抗体技術を核にした最先端のバイオテクノロジーを活かした新しい医薬品の創出にも着手している。
同サイトではこのような同社の抗体医薬品創出の取り組みも併せて紹介。今後、医療機関でますます利用機会が増えてくるであろう抗体医薬品の特徴や有用性を1人でも多くのユーザーに理解してもらうおうと考えている。
(編集担当:宮園奈美)