福島みずほ・消費者及び食品安全、少子化対策、男女共同参画大臣は28日午後の衆議院本会議代表質問で、自由民主党・西村康稔(やすとし)衆議院議員が自衛隊の海外派遣などについて、見解を質したのに対し「個別の大臣が見解を述べることは差し控えたい」とかわした。
福島大臣は「わたしは鳩山内閣の国務大臣として、その姿勢に責任を負う立場から申し上げますが、連立政権の政策合意のなかで、唯一の被爆国として、日本国憲法の平和主義をはじめ国民主権、基本的人権の尊重の3原則の重視を確認するとともに、憲法の保障する諸権利の実現を第一とし、国民の生活改善に全力をあげることを確認しており、鳩山政権下において、自衛隊の活動は憲法の枠内で適用されていくものと考えている」とした。
「憲法の枠内」の解釈が与党間でもそれぞれにぶれがあるだけに、個別に追求されれば、やはり、厳しい面はぬぐえない。憲法の枠内について、与党3党で個別の問題に共通の認識確認をしておくことが求められそう。