予算委で野党の質疑時間によっては与党質問せず

2009年10月28日 11:00

 山岡賢次民主党国会対策委員長は27日開いた与党3党(民主・社民・国民新)の国会対策委員長会談で、今国会が11月30日までの36日間という短い会期であることを踏まえ、日程から「予算審議にかけられる時間は限られる」として、予算委員会では民主党として質問時間をとらない方針を示すとともに、「野党の質疑時間の関係で、場合によっては、社民、国民新の両党にも同様の対応をとるよう要請し、理解を得た」としている。

 これは補正予算案や2010年度予算案、インフルエンザ対策、企業への貸し渋り・貸し剥がし問題など、国民生活に係る緊急案件を最優先し、野党の質問に時間を割くことにより、法案を成立させていくことを優先する姿勢を示すもの。

 この日の会談では、国会審議は政治主導を原則として、「答弁は政治家、大臣、副大臣、政務官が行うこと」「今国会の審議では国民生活を守ることを最優先に行うこと」も確認したとしている。
(編集担当:福角忠夫)