鳩山民主代表 温暖化ガス25%削減へ強い意欲

2009年09月08日 11:00

 鳩山由紀夫民主党代表は7日、東京都内のホテルオークラで開かれた朝日新聞主催の「朝日地球環境フォーラム2009」でスピーチ。地球温暖化対策では「中期目標を2020年までに1990年比で25%削減をめざす」と明言するとともに「政治の意思としてあらゆる政策を総動員して実現をめざしていく」と実現へ強い思いを表明した。また、「企業も努力していくべき」と地球温暖化防止へ一層の理解や協力を求めた。

 また、鳩山代表は温室効果ガス削減に努める途上国への資金的、技術的支援について「(国会において首班指名されたら)新内閣発足後、直ちに検討を開始したい」と先進国としての役割を果たしていきたいとした。

 あわせて、今月22日にニューヨークで開かれる国連気候変動問題ハイレベル会議(首脳級会合)に出席し、自らの考えを示す意向を語った。

 鳩山代表は「気候変動問題への積極的な取り組みが電気自動車、太陽光発電を含むクリーン・エネルギー技術など、日本経済に新しいフロンティアと新しい雇用を提供する」と時代に即した新産業の成長にも期待している。
(編集担当:福角忠夫)