野菜類にも使用可能な微生物防除剤

2009年09月11日 11:00

 野菜のうどんこ病対策に強い味方。出光興産の微生物防除剤「タフパールR」のうどんこ病適用作物に「野菜類」が加わった。

 うどんこ病はいちご、きゅうり、ピーマンなどに発症する病気で葉や果実がうどん粉をまぶしたように白くなり、収穫が大幅に低下するため、農家などでは被害が大きく、野菜類の重要病害になっている。

 農業者らはもちろん、家庭菜園を楽しんでいる人にも、有効に活用してもらえる微生物防除剤といえる。

 出光興産では「自然界から分離した有用微生物を農薬として使用しているため、環境負荷が少なく、使用回数に制限がないため、有機栽培や特別栽培農産物の生産現場でも利用価値は高く、今回、野菜類全般のうどんこ病防除に使用できるようになったため、使用可能な農薬が少ないパセリ、しそ、ニガウリなどのマイナー作物でも使用でき、さまざまな野菜生産現場で活用いただけます」と紹介している。
(編集担当:福角やすえ)