東芝 <6502> は2日、業界最大クラスの記憶容量640GBを実現した2.5型ハードディスク装置(HDD)「MK6465GSX」を発表した。500GB、320GB、250GB、160GBの4機種もラインナップし、今月上旬からサンプル出荷を開始する。
「MK6465GSX」は、磁気ヘッドやディスクの磁性層の改善により、面記録密度817.9Mbit/mm2としたことで、業界最大クラスの記憶容量となる640GBを実現している。これにより、ノートPCだけでなく、デスクトップPCやハイビジョンでの長時間記録が求められる録画機能付き薄型テレビ、HDDレコーダーなどの大容量ストレージのニーズに対応することが可能となった。
また、「MK6465GSX」はエネルギー消費効率を容量500GBの従来機種と比較して約28%向上しており、本体全体のハロゲンフリーを実現するなど、環境へも配慮している。
同社は今回、独自の最先端技術によって、高密度化、大容量化、高速化を実現した2.5型HDD商品をラインナップしたことで、今後さらに幅広いニーズに対応していく方針だ。
(編集担当:北尾準)