ヤナセがペット保険の取り扱い始める

2009年09月02日 11:00

 正規輸入車ディラーのヤナセが9月1日からペット保険の取り扱いを始めた。正規輸入車ディラーでペット保険を扱うのは業界で初めて。

 これは、アニコム損害保険と代理店契約を結び始めたもので、ペット保険「どうぶつ健保ふぁみりい」を首都圏52店(東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・群馬)のヤナセ直営販売店で扱う。順次、他のエリアでも扱いを広げていきたい意向だ。

 ヤナセでは「ペット保険の市場は約100億円、加入件数で2009年に45万件を超える見通しだが、犬猫の飼育頭数が2600万頭を超えるなか、保険加入率は1.5~2.0パーセント程度にとどまっている」として、市場性をみている。

 「どうぶつ健保ふぁみりい」は全国すべての動物病院での診療費を対象にしており、提携している約4400の動物病院では、窓口に「診療記録簿(カード)」を提示するだけで保険金請求ができるようになっている。また、「診療記録簿」は家族が撮影した写真を使って作成できる。

 対象動物と新規引き受け年齢は保険契約開始期日の満年齢で犬・猫で10歳11ヶ月まで。鳥・ウサギ・フェレットで7歳11ヶ月までとなっており、継続は20歳11ヶ月まで可能になっている。

 動物の病気やけがに対し保険対象となる診療費の50パーセントを補償する。支払い限度額と限度日(回)数は通院1日あたり1万円で年間20日まで。入院は1日あたり1万円で年間20日まで。手術は1回あたり10万円で年間2回まで、としている。

 ちなみに保険料はミニチュアダックスフンド1歳の場合で月払い2170円。年払い2万3620円。
(編集担当:福角やすえ)