夏休みに自然体験 北海道など全国5箇所に開校

2009年06月05日 11:00

 王子製紙グループと(社)日本環境教育フォーラム(環境省所管)は協働で、子ども向けの自然体験型環境教育プログラム「王子の森・自然学校」を、7月下旬から8月下旬の夏休み中に北海道・栃木県・静岡県・広島県・宮崎県の5箇所で開校する。

 自然学校は、王子製紙グループの工場・社有林などを活用し、製紙工場見学や紙漉き体験のほか、開催地の自然を活かした山林観察・登山・ツリークライミング・川遊び・シュノーケリング・キャンプ・探検マップ作りなどを盛り込んだ2泊3日の自然体験型環境教育プログラム。

 参加費は無料(保険料約1000円。集合解散地への往復交通費は自己負担)。対象は小学校4年生から中学校3年生。定員は各学校20人。応募締め切り6月19日。応募者多数の場合は抽選(結果の通知は6月30日頃発送予定)。

 北海道校の開校は7月29日から31日。工場見学は苫小牧市・王子製紙苫小牧工場。社有林地は夕張郡栗山町・王子製紙森林博物館、栗山山林。宿泊は夕張郡栗山町・森林博物館。プログラムは森の恵み、楽しみ、学び(アイヌの知恵とツリークライミング)等。

 日光校の開校は8月24日から26日。工場見学は宇都宮市・王子板紙日光工場。社有林地は日光市・日光山林。宿泊は日光市所野・国際自然大学校日光霧降校コテージ泊。プログラムは霧降の滝ハイク、ドラム缶風呂、秘密基地つくり等。

 富士校の開校は8月4日から6日。工場見学は富士市・王子製紙富士工場。社有林地は芝川町・上稲子山林。宿泊地は芝川町・ホールアース自然学校。プログラムは「食べる」にたどり着くまでのプロセスとしての体験、アマゴのつかみ捕り、名人指導による紙漉き等。

 広島校の開校は7月22日から24日。工場見学は呉市・王子製紙呉工場。社有林地は広島市・石ヶ谷峡山林。宿泊は山県郡北広島町・ろうきん森の学校 テント泊。プログラムは木をテーマにした生活体験と森遊び、渓流で沢遊び等。

 宮崎校開校は8月16日から18日。工場見学は日南市・王子製紙日南工場。社有林地は串間市・夫婦浦山林。宿泊は日南市・酒谷キャンプ場コテージ泊。プログラムは森と海はお友だち「源流探検とスノーケリング」、シェイクダンス紙漉き等。

 同社は2004年から「王子の森・自然学校」(第1回は北海道校)を開校。過去5年で13校開校し、延べ350人余りの子ども達が参加している。
(情報提供:エコノミックニュース 編集:南たみえ)