LEXUS、GR GT・GR GT3と共に開発進行中のBEVスポーツカー「LFA Concept」公開

2025年12月08日 06:29

LEXUS LFA Concept

BEVスポーツとしてのLEXUS LFA その伸びやかなシルエットは、正統派クーペのプロポーションを描き出し、普遍的な魅力を備えたスポーツカーの理想形を提示する

 トヨタが開発を進めている本格スポーツカーはGR GT・GR GT3だけではなかった。LEXUSはバッテリーEV(BEV)スポーツカーのコンセプトモデルとして「Lexus LFA Concept」を世界初公開した。

 そのLexus LFA Conceptは、トヨタ自動車としてクルマ屋が残して(継承して)いくべき技術・技能を、次の世代に受け継いでいかなければならないという、マスタードライバーのモリゾウこと豊田章男会長の想いのもと、GR GT/GR GT3と共に開発を進めているBEVスポーツカーのコンセプトモデルだ。

 TOYOTA 2000GT/LFAに続く「トヨタの式年遷宮」を体現し、ベテランから若手へと受け継がれる技術と技能、そして想いを礎に、それらを継承・進化させたスポーツモデルだ。LEXUSは、磨き上げた電動化技術と受け継がれる技術・技能によって、クルマづくりの未来に挑戦し続ける。

 コンセプトモデル「Lexus LFA Concept」は、Discover Immersionを体現し、想像を超えるBEVスポーツカーの実現を目指したコンセプトモデル。核となる技術と想いはGR GT・GR GT3と共有しつつ、BEVスポーツカーの可能性に挑戦する。

 Lexus LFA Conceptは、GR GT/GR GT3とともに「トヨタの式年遷宮」を体現する次世代スポーツカーのコンセプトモデル。「軽量で高い剛性を備えたオールアルミニウム骨格・クルマとドライバーの一体感と扱いやすい理想的なドライビングポジションなどの要素を起点に、電動化を牽引するLEXUSが走りの楽しさを提供する。同時に、BEVスポーツカーの可能性を示したいという想いのもと、自動車電動化時代にふさわしいスポーツカーを具現化した。

 また、BEVとしての最適なパッケージングを追究し、GR GT/GR GT3由来の高い走行パフォーマンスと、次世代においても色褪せない価値を宿すデザインとの融合を実現した。

 LFAというモデル名は内燃機関車に限定されず、その時代の技術者が次世代に受け継ぐべき技術を体現するモデルの象徴だ。Lexus LFA Conceptは、過去から未来へ――スポーツカーの価値とクルマ屋が残していくべき技能を次世代に繋ぎ、進化を続ける挑戦の証だ。

 エクステリアは空力性能と造形美の融合を高次元で追求。コックピットは理想的なドライバーポジションを基軸に、細部に至るまで設計を磨き上げた。機能と美が調和した全体設計により、操作が意識と一体となり、ドライバーを走りへ深く没入させる。

 Lexus LFA ConceptはLFAが持つ官能的な造形美を受け継ぎながら、オールアルミニウム骨格をベースとし、スポーツカーとしての性能を極めたフォルムとした、さらにノーズからリヤへと流れる低く伸びやかなシルエットは、正統派クーペのプロポーションを描き出している。普遍的な魅力を備えたスポーツカーの理想形を新たに提示するモデルとなった。

 Lexus LFA Conceptはモントレー・カー・ウィーク2025および、Japan Mobility Show 2025にて「LEXUS Sport Concept」としてエクステリア、インテリアを公開し、この度、一部簡単な諸元と名称を新たに発表したBEVスポーツカーのコンセプトモデルである。

 Lexus LFA Conceptのボディ寸法は、全長4690mm×全幅2040mm×全高1195mm、ホイールベース2725mm。ホイールベースの寸法がGR GT/GR GT3と同一であることが、物語るのは……いったい?(編集担当:吉田恒)