厚生労働省は、食中毒対策に活用するための「食品健康被害情報メール窓口」を同省食品安全情報ホームページに開設した。食品健康被害情報メール窓口ホームページアドレスはhttp://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/mail-madoguti/index.html
食品衛生法では、食中毒患者等を診断した医師に保健所長への届出を求めているが、より幅広く飲食に起因する健康被害に関する情報を把握しようと開設したもの。
メール窓口では、食事をして体調を崩し医療機関を受診した一般国民や、そういった情報を持つ医療機関、食品関連事業者などから、直接、食中毒被害情報管理室がメールで受け付け、必要に応じて、関係する都道府県等へ調査依頼や情報提供を行い食中毒対策に活用する。
食中毒被害情報管理室は、食中毒の早期探知と健康被害拡大の防止を図るため4月1日付けで新設された窓口で(1)飲食に起因する健康被害発生時の窓口として都道府県や関係府省等との連携を図る(2)食中毒患者等が50人以上発生した場合や重篤事例が発生した場合等に都道府県等からの速報を集約し、食中毒患者等が広域に発生している場合等には都道府県等に調査を要請する(3)国民から寄せられる情報を含め、食品による健康被害情報を逐次集約し、それらの情報の解析と提供を行うことなどを主な業務にしている。