トマト黄化葉巻病など病気に強い大玉トマト

2009年03月06日 11:00

 朝日工業と武蔵野種苗園はトマト黄化葉巻病「イスラエル系統」と「イスラエルマイルド系統」の双方に強い耐病性を持つ耐病性大玉トマト「アニモTY-10」「アニモTY-12」の2品種の共同販売を始めた。

 「アニモTY-10」「アニモTY-12」は、オランダのライク ズワン社との共同育種事業により開発された品種で、トマト黄化葉巻病以外に葉かび病(Cf-9)、萎ちょう病レース1および2、根腐れ萎ちょう病、半身萎ちょう病レース1、斑点病、ネコブセンチュウ、トマトモザイクウイルス病(Tm-2a)の病害に対し耐病性を備えた減農薬対応型のトマト。

 「アニモTY-10」の果実は210g前後。果肉はピンク色でグリーンベースは薄く、果実は硬くなり、軟化玉が発生しにくいため、完熟出荷向き。糖度が高い。やや早生で草勢は中~やや強で収穫後半まで草勢が安定している。

 「アニモTY-12」の果実は200g前後。特性はアニモTY-10と同じだが、適度な酸味がある。やや早生。草勢は中程度。「アニモTY-10」「アニモTY-12」ともにメーカー標準小売価格1000粒3万8850円(税込)