日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が2026年1月5日発表した、2025年の国内新車販売台数は、前年同期比3.3%増の456万5777台を記録し、2年ぶりに増加した。前年に認証不正問題で落ち込んだダイハツなどの販売が大幅な回復が寄与した。
ただ、経営状況の著しい不振の渦中にあり、ブランドロイヤリティが低下する一方の日産自動車は、軽自動車16万5203台(前年同期比87.50%)、登録車23万7902台(前年同期比83.0%)と、ともに苦戦した。
国内販売での登録車は1.2%増の289万8417台。最大手のトヨタ自動車は3.8%増の139万358台だった。日産は17.0%減の23万7902台と振るわなかった。
軽自動車合計は7.0%増の166万7360台だった。ダイハツが46.2%増の51万1799台と大幅に増えた結果の数字といえる。車名別販売ランキングの結果を見なければ分からないが、6月に発売した新型ハイトワゴン「ムーヴ」が寄与しているのは間違いない。軽自動車最多販売実績を持つスズキは3.6%減の56万8547台だった。登録車14万8266台と、軽自動車53万138台で合計67万8404台。軽自動車の販売では、ライバルであるダイハツを上回る1位。
2025年の国内新車販売で、トヨタに次ぐ総合2位がスズキとなり、同社はホンダや日産を大きく上回る結果を残した。なぜ、この位置に立つことができたのか。その理由は、販売台数の内訳や車種構成、日本市場での立ち位置を1つずつ見ていくと、自然と浮かび上がってくる。スズキの「強さの秘密」は、得意な小さなクルマ作りにリソースを振り切ってきたことが挙げられる。80年代からスズキも海外に市場を求めた。そして、ハンガリーやインドという成長の場・糧を得た。しかし、スズキは、軽自動車をメインに小さなクルマを作り続けることで伸長した。
■□■□■□2025暦年 新車車名別売上ランキング■□■□■□
単位:台
01)ホンダN-BOX 201,354( 97.6%)*
02)トヨタ・ヤリス 166,533(100.2%)
03)スズキ・スペーシア 165,589( 99.9%)*
04)トヨタ・カローラ 138,829( 83.2%)
05)ダイハツ・タント 124.619(132.9%)*
06)ダイハツ・ムーヴ 122,349(291.3%)*
07)トヨタ・シエンタ 106,558( 95.9%)
08)トヨタ・ライズ 100,851(196.9%)
09)トヨタ・ルーミー 95,221(140.7%)
10)ホンダ・フリード 90,437(105.9%)
11)スズキ・ハスラー 87,972( 94.8%)*
12)トヨタ・アルファード 86,959(109.6%)
13)トヨタ・ノア 80,065(113.4%)
14)トヨタ・ヴォクシー 78,760(111.5%)
15)日産ノート 78,123( 76.8%)
16)スズキ・ワゴンR 72,520( 91.0%)*
17)日産ルークス 71,498(101.1%)*
18)日産セレナ 71,465( 88.3%)
19)トヨタ・アクア 68499(106.7%)
20)ホンダ・ヴェゼル 67,239( 89.1%)
※カッコ内は前年同期比 *印は軽自動車
なお、自販連と全軽自協は8日、2025年暦年の(25年1月~12月累計)車名別登録台数を公開した。結果は別表のとおりだ。登録車は合計で1.2%増の289万8417台。
登録車と軽自動車合計の売上1位は、相変わらずHONDA N-BOXが強みを発揮する。(編集担当:吉田恒)













