アメリカに親しみ感じる 世論調査で7割

2009年01月20日 11:00

 第44代米大統領に就任するバラックオバマ氏の大統領就任式が日本時間の1月21日午前1時半からワシントンの連邦議会議事堂西側テラスで催される。アメリカの歴史に新しいページが書かれていくことになる。

 内閣府が昨年10月に外交に関する世論調査を行った結果、回答者の73・3%は「アメリカに親しみを感じる」としていることが分かった。

 この調査は昨年10月9日から19日までの間で、全国の20歳以上の男女3000人を対象に、調査員による面接聴取で実施され、1826人から有効回答を得ていた。

 それによると、アメリカに親しみを感じるとした回答者は29・0%、どちらかといえば親しみを感じるとの回答者が44・2%と、10人中7人までが親しみを感じる、としていた。

 一方、「親しみを感じない」とする回答も24・8%(どちらかというと親しみを感じないが15・8%、親しみを感じないが9・0%)あった。内閣府では「前回(平成19年)の調査結果と比較して、大きな変化は見られない」としている。

 都市規模別に見ると「親しみを感じる」とする者の割合は大都市で、「親しみを感じない」とする者の割合は中都市でそれぞれ高くなっていた。また、性別に見ると「親しみを感じる」とする者の割合は男性で、「親しみを感じない」とする者の割合は女性でそれぞれ高くなっている。年齢別に見ると「親しみを感じない」とする者の割合は20歳代でそれぞれ高くなっていた。

 また、現在の日本とアメリカとの関係は全体として良好だと思うかの問いでは「良好だと思う」が68・9%(良好だと思うが18・1%、まあ良好だと思うが50・8%)「良好だと思わない」は28・1%(あまり良好だと思わない21・9%、良好だと思わないが6・2%)となっている。前回の調査結果と比較して「良好だと思う」は7・4ポイントダウン、逆に「良好だと思わない」は7・7ポイント増えていた。