政府は20日から横浜で始まるTICAD9(アフリカ開発会議)を前に、首相官邸チャンネルでアフリカに関わってきた立命館大学の白戸圭一教授ら、専門家の声を紹介している。
白戸氏は25年後には世界人口100億人のうち25億人くらいがアフリカ人になるといわれており、アフリカの経済成長を日本の成長に取り込んでいく重要性を強調している。
白戸氏は「アフリカはすでにこの20年ほどで、ずーと成長し、自動車など様々な消費財を売っていくこと、これがひとつのビッグトレンド」とするとともに「携帯電話の普及率もケニアではもう110%、1人1台以上持っている。もともとインフラが整っていなかったことから、逆に最先端技術が早く普及した」と要因にあげた。
そのうえで白戸氏は「デジタルの力を使って人々に情報提供をしていく、農業に関する情報を提供していく、決済のネットワークの中でお金を融資していく、世界の中で日本の味方を増やす、日本と価値を共有してくれる国を増やす、それは長期的に日本の安全や繁栄につながっていく」と強調した。(編集担当:森高龍二)