長時間労働抑制と賃金不払残業解消キャンペーン

2008年10月29日 11:00

 厚生労働省は、長時間労働の抑制と賃金不払残業の解消等に向けた「労働時間適正化キャンペーン」を11月1日から展開する。期間中は使用者団体等に対する協力要請やリーフレットの配布等を行う。11月30日まで。

 具体的には、時間外労働協定の適正化等による時間外・休日労働の削減については、(1)時間外労働協定は限度基準に適合させる。(2)限度基準告示に適合し、月45時間を超える時間外労働を行わせることが可能である時間外労働協定であっても、実際の時間外労働については45時間以下とするよう努める。

 また、労働者の健康管理に係る措置の徹底を図るため、健康管理に関する体制を整備し、健康診断等を確実に実施すること。

 労働時間の適正把握の徹底。具体的には(1)賃金不払残業を起こすことのないようにするため、労働時間適正把握基準を遵守することなどを盛りこんでいる。

 そのほか、11月22日に、全国一斉「労働時間相談ダイヤル」(無料)を実施する。