ロボットテクノロジー応用の快適な椅子

2008年11月17日 11:00

 OKIと岡村製作所は、ロボット技術を応用したシーティング(椅子)を共同開発し、2009年5月の発売を目指すことになった。シーティングにOKIのロボットテクノロジーを応用する。

 共同開発されたシーティングは、「抱きつつまれる座り心地」をコンセプトに、大腿から股関節周辺の筋肉の構造・特長を応用したメカニズムをシーティングの座から背にかけて配置している。

 具体的には、人が中腰で待っているかのような独特の座の前傾で、着座すると座が沈み込みながら人を後ろから包み込み、背がフィットするように動く。また、リクライニング姿勢時はもちろん、前傾姿勢時にも背座がフィット。さらに、立ち上がるために、上体を前にずらすと、座が跳ね上がるように動作し、起立を自然にサポートする。つまり、着座からリクライニング、前傾、立ち上がりとフィットし続けるシーティングを実現している。