地域と連携しながら、水源涵養林としての高い機能を持った森を育てるため、「天然水の森」活動に取り組んでいるサントリーは、山梨県での森林保全へ、同県内での対象森林を従来より180ヘクタール増やし、209ヘクタールとして、10月7日、森林の地権者である山梨県北杜市、鳥原三耕地財産管理会、森林施業を委託している峡北森林組合と「森林整備協定」を締結した。
このエリアの森林は、同社の天然水白州工場や白州蒸留所の水源地になっており、サントリーでは、森林ボランティアグループ「やまなし森づくりコミッション」の協力を得て、間伐、枝打ちをはじめとして、植生回復工や獣害防止ネットの設置、作業道の開設、識別プレート、看板の設置など、保全に向けた取り組みを行うことにしている。
また、今回の209ヘクタールの森には、2004年から活動をはじめた天然水の森 白州(29ヘクタール、山梨県北杜市白州)が含まれ、森林整備協定を機に、このエリア全体を、サントリー「天然水の森 南アルプス」として、保全・育成に取り組むことにした、としている。
サントリーの天然水の森活動は山梨のほか、熊本、群馬、和歌山、長野、京都など全国8府県9箇所に及んでいる。