耐久性2割アップのエンジン式フォークリフト

2008年09月02日 11:00

 日産自動車は、エンジン式フォークリフト(3・5~5・0トン)をフルモデルチェンジしたエンジン式フォークリフト「アグレスFX」を9月9日から全国で発売する。

 アグレスFXはマストレールの剛性を従来に比べ15~20%アップ。鋳物一体構造でリヤアクスルの強度を向上。吸気系や可動部のシール性を向上させ、強い防埃性を実現しているほか、(1)作業者の安全性・快適性を追及した設計で、広いヘッドクリアランスを確保し、ゆとりのある足元空間を実現。レバー類は、乗用車感覚で操作できる。エンジンからの振動を大幅に低減。静粛性を実現した。また、(2)環境性能ではディーゼル車に「TD42」エンジンを採用することにより、排出ガスの大幅なクリーン化を実現し、国内特殊自動車排出ガス平成20年規制に適合。ガソリン/LPG車に「TB45」エンジンを採用し、国内特殊自動車排出ガス平成19年規制に適合。ガソリン/LPG車に「パワーエコノミーモード選択機能」を標準装備。エコノミーモードを選択した場合、パワーモードと比べ、燃料消費量を約10%抑え、CO2排出量を約10%削減することが可能(4・0トンガソリン車比較データ)となった。

 メーカー希望小売価格はディーゼル4・0 W1F4A40 トルコン498万3000円。 ガソリン/LPG4・0 J1F4A40D トルコン513万7000円。国内で年間150台の販売を目指すという。