年金国庫負担2分の1への引き上げ 約束通りに

2008年08月05日 11:00

 舛添要一・厚生労働大臣は福田改造内閣のもと、厚生労働大臣として続投することになったが、厚生労働行政のトップとしての意気込みについて「5つの安心プランという事もあり、年金記録の問題もあって、大変な仕事ですけれども、国民の目線に立って一つ一つ着実に問題解決していきたい。そういう意味で、何よりも改革ということも非常に重要ですから、今やっていることを引き続き更に強力に推し進めていくという気持ちで頑張りたいと思っております」と話した。

 また、年金の国庫負担の2分の1引き上げについて「財務大臣ともその点は一致しておりますけれども、国民に対する約束ですから、きちんと2分の1に引き上げる。引き上げることを前提にして持続的な年金制度を守っていくというような形になっておりますので、何としてでもそれは実現したい」と来年4月からの実施を明言。一部で出ている延期論に対し、きっぱり約束通りに実施する意思を示した。
 また、留任にあたっての総理からの指示については「5つの安心プランを着実に実行する。それから、年金の記録問題もきちんとやる。それから、5つの安心プランに入っておりますけれども、医療制度、医師不足、介護の問題、雇用の問題は、日雇いの派遣の問題を含めて労働者派遣法の改正問題、それから、例えば、食品の安全ということも国民の関心事ですから、こういう事についてしっかりやり、そして社会保障制度について持続可能な良い制度を作っていくということの指示があった」と説明した。