北海道・洞爺湖サミットで一躍、国際会議場としての北海道の魅力がクローズアップされることとなったが、政府は、北海道を「アジアに輝く北の拠点~開かれた競争力ある北海道の実現」を掲げて、国際会議や国際的な規模で開催される行事の誘致を促進することを、今年7月に閣議決定し、各省庁連絡会議を設け、調整を図り、目的達成へ取組むことにしている。
その第1回会合(国際会議等の北海道開催の推進に係る各省庁連絡会議)が7月29日午後1時30分から都内の中央合同庁舎2号館低層棟共用会議室で開かれる。
初回の会合であることから、各省庁連絡会議の設置について、説明が行われるほか、北海道での国際会議誘致の取組みについて話し合われる予定。
連絡会議の構成は内閣官房内閣参事官、警察庁長官官房長、外務大臣官房長、文部科学省国際統括官、国土交通省北海道局長、環境省地球環境局長、防衛省大臣官房長ら各省庁の要人19人からなる。庶務は国土交通省が担当する。
7月4日の閣議決定では「北海道では、サミットの開催を契機に、従来から進めてきた国際会議等の誘致の取組を強化することとしており、政府としても、新たな北海道総合開発計画を着実に推進する観点から、北海道による取組の強化に応じて今後必要な支援を行っていくこととする。なお、民間の国際会議等の北海道開催につき、民間にも協力を求めていくものとする」としている。