下水道分野の地球温暖化防止対策検討委発足へ

2008年06月23日 11:00

 下水汚泥の燃料化など下水道部門でも地球温暖化対策への取り組みがすすむ中、これをさらに促進し、京都議定書目標の達成へつなげていこうと国土交通省では京都議定書約束期間修了後の環境対策も視野に入れた取り組み策を検討するため「下水道における地球温暖化防止対策検討委員会」を立ち上げる。

 委員会メンバーは花木啓祐・東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻教授をはじめ齋藤利晃・日本大学理工学部土木工学科准教授、南山瑞彦・国土交通省国土技術政策総合研究所下水処理研究室長、照沼誠・日本下水道事業団技術開発部総括主任研究員ら13人で構成。委員長には花木啓祐教授が就任する。

 また、初会合を6月25日午後2時から、東京都新宿区水道町3-1、水道町ビルにある財団法人下水道新技術推進機構会議室で開く。

 委員会では下水道分野においての温室効果ガス削減取り組みや「地球温暖化防止実行計画策定の手引き」の改定などをテーマに突っ込んだ議論を行う予定。