有機・オーガニック食品事業で提携 宮越商事

2008年06月17日 11:00

 宮越商事は有機・オーガニック食品メーカーのジェーシープランニングと原料の調達など有機・オーガニック食品の総合メーカーを目指して、6月13日業務提携を行った。事業開始は9月1日。

 有機・オーガニック食品は天候に左右されやすく消費者からの需要に十分な対応が出来ない状況が続いていたが、業務提携により宮越商事が原料を調達し、国内生産が可能になる。具体的な提携内容は(1)原料の調達(安定供給)(2)国内有機JAS認定工場での製造(安全な商品提供)(3)商品開発(豊富な品揃え・使いやすい容量・適正価格)(4) 販売網の構築等。

 ジェーシープランニングは有機・オーガニック食品の販売を行っており日本国内では有数の専門メーカーで、宮越商事は有機農産物の収穫期の異なる北半球・南半球の海外優良有機生産者から直接買い付け、計画的に原料を確保する。

 宮越商事は「地球環境に配慮した有機・オーガニック食品は原料である有機農産物(無農薬・無化学肥料)が、天候などの影響を受けやすく、手間とコストが掛かり効率よく生産できないため、有機・オーガニック食品の需要が、今後、益々拡大していくにもかかわらず原料の供給が追いつかかなくなることが確実」と説明。有機・オーガニック食品の特性と将来性について検討した結果、日本市場においても高い伸び率で需要が見込まれ、将来性の高い事業と判断した、と語った。