1日も早い復興を 中国震災地へ 1031万円

2008年06月05日 11:00

 はちみつなど原材料輸入や中国上海に店舗を構え、現地の人を採用するなど、中国との関わりが深い山田養蜂場が、さきの中国四川省での地震被災者支援に役立ててほしいと6月4日、NPO法人AMDAを通して、1031万2341円を寄贈した。寄贈したお金は社内での募金活動やバザー売上金、同社からの支援金を合わせたもの。

 これは四川省での震災の大きさを知った同社従業員らが少しでも被災者らの役に立ちたいと社内で支援を呼びかけ、募金活動を企画。バザーの積立金から20万円、募金で11万2341円を集め、山田養蜂場が1000万円を加えて、NPOに託したもの。

 この日は村野陽洽(きよひろ)・AMDAボランティアセンター副センター長と成澤(なりさわ)貴子・同センター事務局長らが山田養蜂場本社を訪ね、震災状況や震災からこれまでの現況などを紹介。濱井重孝・山田養蜂場専務取締役らが中国との関わりなどを語り、1日も早い復興をとの思いを伝え、支援金を手渡した。

 中国四川省での大地震は5月12日に発生したもので、マグニチュード8・0規模のものだった。死者は5万人を超え、行方不明者も2万人以上、負傷者27万人以上、住まいを失くした人も547万人といわれており、現在も数千人が瓦礫の下敷きになっている、という。