来春高校卒業予定で就職希望者の就職内定率が10月末現在で60.9%にとどまっていることが分かった。前年同期に比べ2.3%改善しているものの、普通科では47.5%と半数にも及んでいない厳しい状況を示していた。
それによると、男子では63.7%と前年同期で1.1ポイント改善。女子では56.8%と3.9ポイント改善していた。
学科別では工業が77.2%で最も高く、福祉(67.3%)、商業(63.9%)、農業(61.5%)、水産(59.7%)、家庭(58.9%)、総合学科(58.5%)、情報(55.1%)と続いた。内定率が特に良いのは富山県で79.4%。逆に特に厳しかったのは沖縄県の27.4%だった。北海道も40.1%と2番目に低かった。
被災3県をみると、岩手県は70.3%、宮城県は59.1%、福島県は65.4%といずれも前年同期に比べ、4.1%、11.7%、9.4%上昇していた。(編集担当:森高龍二)