社内重要書類輸送状況を追跡管理 損保ジャパン

2008年05月27日 11:00

 損害保険ジャパンは社内重要書類の輸送状況を追跡管理するシステムを開発。5月26日までに稼動を始めた。

 これは個人情報保護強化のための社内物流追跡管理システムで、個人情報を含む重要書類の社内間の輸送において中間経由地の通過記録をリアルタイムに管理し、確実な受け渡しを実現した。

 システムは、社内間の重要書類送付時に、送付元、送付先、送付物などの情報を新システムに入力すると自動的にバーコード付きの送付状が作成される。その後、重要書類専用封筒に送付状を添付、中間経由地でバーコードを読み取ることにより、社内の輸送状況をリアルタイムに把握できる。送付先の部署で送付物受領完了の入力を行うと送付元にメールで通知される。所定の日数経過後に送付物が到着しない場合は、確認を求める警告メールが自動的に送付元・送付先の双方に送信される。

 新システムの対象となる重要書類は、センシティブ情報を含む書類をはじめ、主にお客情報を含む書類。新システムの利用対象者数(グループ会社を含む)は約2万人、想定通数は1日あたり6000通としている。「早期に定着をはかり、今後、対象書類を拡大していく」意向だ。