自動車用高性能リチウムイオン電池を事業化へ

2008年05月23日 11:00

 日産自動車と日本電気、NECトーキンの合弁会社・オートモーティブエナジーサプライ(AESC)は、自動車向けの高性能リチウムイオン電池を事業化する。

 AESCは今後3年間で120億円の投資を行い、神奈川県座間市の日産座間事業所内に生産ラインを新設し、2009年度までに稼働開始する予定。年間生産能力は車両にして1万3000台分からスタート。将来は6万5000台分を目指す。

 同社の高性能リチウムイオン電池は、従来の円筒形ニッケル水素電池に比べ、2倍の

 電力を供給できる小型のラミネート構造を採用しており、同社の電池を搭載した実車走行試験でも10万キロメートル以上を走行している。