医薬品と栄養補助食品 飲み合わせ即座に回答

2008年05月07日 11:00

 小林製薬は医薬品と栄養補助食品の相互作用に関するデータベースを作成し、医薬品と栄養補助食品の飲み合わせについて、消費者からの問い合わせに正確な情報に基づき素早く対応できるシステムづくりを構築した。薬剤師が直接答える「お客様相談室」で活用を始めた。

 データは、医学、薬学、栄養学の観点から医薬品2万4718種と同社の栄養補助食品157種の相互作用をデータベース化した。消費者から「飲み合わせることで影響があるかどうか」などの問い合わせに答える。監修は城西大学薬学部医療栄養学科が行った。

 相談は(1)手元に、現在服用中の医薬品の袋又は添付文書を用意。(2)次に「薬剤師お客様相談室に電話(TEL0120・63・9876、受付は土曜・日曜・祝日を除く午前9時から午後5時まで)。(3)服用中の医薬品の名前と現在摂取中又は摂取を検討している栄養補助食品名を伝える。栄養補助食品は「同社の製品」に限る。(4)相談員がデータベースで検索し、栄養補助食品の摂取可否をアドバイス(医薬品を服用している前提で、栄養補助食品の摂取可否についてアドバイス)を行う。

 同社は、飲み合わせの相談が寄せられるようになり、一件ごとに成分の情報や飲み合わせに関する文献など研究報告等の情報を調べるのにかなりの時間が必要で、消費者を待たせる事もあり、正確な情報を素早く提供できるシステム作りが必要と、今回のデータベース化に取り組んだ、と経緯を説明している。