日本 W杯決定に日本中が沸く

2013年06月05日 06:20

 サッカーの2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の、アジア地区最終予選、第7戦が、4日埼玉スタジアムで行われ、B組首位の日本は、オーストラリアと1-1で引き分け、5大会連続5回目の本大会失嬢が決まった。

 日本は予選の大会で、通算4勝2分け1敗で勝ち点14、オマーンが1-0でイラクを破ったため、1試合を残して、B組1位が確定した

 試合は、オーストラリアに先制された1点を追って、迎えた後半ロスタイムの土壇場で、本田圭祐選手が、起死回生の同点PKを決め、5大会連続となるW杯への切符を手にした。

 その瞬間スタジアムでは「日本コール」が響き渡り、東京の街々では、サムライブルーのユニホームに身を包んだ若者たちが、試合終了のホイッスルと共に抱き合って喜んでいた。こうしたシーンは東京だけでなく日本全国いたるところで見られたシーンであったろう。

 一方、前日から警戒され、一部通行止めとなっていた、渋谷のスクランブル交差点。警視庁による厳戒態勢が敷かれたにもかかわらず、JR渋谷駅、スクランブル交差点は、興奮したサポーターでごった返し、大混乱となった。

 大声を上げてハイタッチするいつもの光景を再現、喜びを分かち合っていた。「渋谷でハイタッチして喜びを分かち合うのはサッカーファンの最大の楽しみ」(25歳男性)と言うのがサッカーファンの代表的な言葉であろう。

 予選突破が当たり前と言われていた日本代表チーム、まさに薄氷を踏む思いのW杯出場だった。その重圧とプレッシャーは、ザッケロー二監督、選手とも大変なものであったろう。それを見事跳ね返しての出場である。選手は、これでほっとしたことであろう。これでW杯はプレッシャーなしで、戦える。

 日本代表は攻撃型のチーム、W杯ではその力を十分に見せてほしい。それができるチーム力がある。(編集担当:犬藤直也)