6月に入り、メロンの旬を迎え、メロン果汁を使った飲料や菓子、デザートの販売がピークになりつつある。そのような中、ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社は6月17日(月)より、夕張メロン果汁を使用した炭酸飲料『Ribbon(リボン) 夕張メロンソーダ』を発売すると発表した。同商品は、2009年より夕張市農業協同組合の協力のもと夕張メロン果汁を使用するにあたっての中身の設計、調香、果汁の調達を行い商品化したものである。09年と10年に北海道限定で販売し、12年には全国で約10万ケース(約240万本)を販売した。全国発売2年目にあたる今年は、販売数量13万ケース(312万本)と昨年より増やし、より多くの消費者に夕張メロンの芳香を届ける。
一方、デニーズ ( 株式会社セブン&アイ・フードシステムズ )は、6月11日(火)よりメロンデザートの販売を開始すると発表。フレッシュメロンを使用したスープ、ケーキ、パルフェ、ドリンク(2種)の全5品を用意。スープ、ケーキ、パルフェにはミントアイスを添えるなどし、爽やかな夏の到来を演出する。
メロンといえば北海道の夕張メロンや富良野メロン、静岡県の静岡クラウンメロンが有名ではあるが、メロンの生産量日本一といえば茨城県である。茨城県産のメロンの出荷は4月に収穫を迎えるオトメメロンを皮切りに11月ころまでさまざまな品種のメロンが収穫出荷される。茨城県農林水産部の方に今年収穫のメロンについて取材した。「昨年の冬から今年の春の気候によりメロンの実は肥大化し、メロンの甘さを決める昼夜の温度差もほど良くあったため例年より糖度は高め」とのこと。また、収穫量や価格については例年とさほど変わらないようだ。
6月16日(日)に東京都・銀座にていばらき美菜部主催の茨城メロンのPRイベントが行われる予定だ。主催者によると、当日は100名の方にメロン丸ごと1個(無料)を食べてもらいfacebook、twitter、LINE などSNS やブログ等でイベントの様子や茨城メロンの良さを広く発信してもらうという。来場者の笑顔で溢れるであろうこのPRイベントで、100名それぞれの情報発信がどれだけインターネット上で広まり、どれだけの人の購買意欲をそそるのか。メロン目白押しの季節だけに注目したい。(編集担当:中村小麦)