厚生労働省がまとめた平成18年身体障害児・身体障害者実態調査によると、身体障害児・者の人口割合は人口1000 人に対し、28人と5年前(平成13年)に比べ6・9%増えていることがわかった。
調査によると、平成18年7月1日現在での身体障害者数(在宅)は348万3000人と推計され、5年前(平成13年)の調査時に比べ23万8000人、率にして7・3%増えている。また、身体障害者の63・5%は65歳以上で、身体障害者の3・6%は生活保護を受けていた。
一方、身体障害児(18歳未満、在宅)は9万3100人と、こちらも5年前の調査時に比べ1万1200人、率にして13・7%増えた。障害児の障害の種類別では視覚障害が4900人、聴覚・言語障害が1万7300人、肢体不自由が5万100人、内部障害が2万700人で、肢体不自由児が身体障害児総数の6割近くを占めていた。
身体障害者について、身体障害となった原因についてみると、疾患によるものが20・7%、事故によるものが9・8%、加齢によるものが4・8%、出生時の損傷によるものが2・3%だった。一方、身体障害児の場合の原因では出生時の損傷によるものが19・2%、疾患によるものが9・9%、事故によるものが2・9%になっていた。不明が36・4%に上っていた。