電源開発が大間原子力発電所の建設工事を再開

2012年10月02日 11:00

 電源開発が、大間原子力発電所の建設工事を再開すると発表。運転開始時期については未定なものの、今後、具体的な工事状況等を踏まえて検討していく。

 電源開発が建設を進めている大間原子力発電所は、昨年3月11日の東日本大震災以降、本体の建設工事を休止されていたもの。しかし、平成24年9月14日に国の革新的エネルギー・環境戦略が決定。建設中の原子力発電所の取り扱いが明確になったことを踏まえ、地元の理解の下、建設工事を再開するに至ったという。

 国の政策に基づき、青森県や地元大間町・風間浦村・佐井村の協力の下、所要の許認可を受けて計画が推進されてきた大間原子力発電所は、最新鋭の技術を適用し、電力安定供給と原子燃料サイクルの一翼を担う発電所。大間原子力発電所においては、福島第一原子力発電所事故を踏まえた安全強化対策を運転開始前までに確実に実施するとともに、原子力規制委員会による新しい技術基準等を常に適切に反映して、より安全な発電所となるよう今後とも全力を挙げて取り組んでいく。

 今回の建設工事再開は、メガソーラー発電所の建設ラッシュや風力発電所建設の活発化など、再生可能エネルギーによる発電が本格化し、脱原発を求める動きも依然として衰えていないだけに、大きな議論の的となり得るであろう。今後の動向が最も注目される事案の一つではないだろうか。