民主党の前原誠司政調会長は23日のNHK日曜討論で尖閣諸島をめぐる日中関係について「長丁場になる」との認識を示した。また、「日米関係がおかしくなったから、日中関係がおかしくなっている」という指摘については迷惑千万とした。
前原氏は日米関係について「(政権与党となって)確かに1年目は普天間問題で相当悪くなった。しかし、2年目からかなり改善し、尖閣の問題で、日米安保の範囲の中だと明言してくれたし、さまざま演習をおこなっている。オバマ大統領の野田総理に対する信頼には相当あついものがあると思っている」などと語った。
また民主党公共政策プラットフォーム内「近現代史研究会」座長の藤井裕久元財務大臣は日韓関係、日中関係の間に過去の歴史が重くあることを認識して対応する必要を示した。
藤井元財相は「中国にも、韓国にも昔の日本に対する感情が残っている。日本は韓国を併合した。中国を侵略した。その歴史を若い人に勉強して頂きたい」と語り、韓国、中国の対日感情にはそうしたものが残っていることを踏まえた対応が必要とした。(編集担当:森高龍二)