特に贔屓のコーヒーチェーンがあるわけではないのだが、気がつくと、スターバックスに行くことが一番多いという人も少なくないのではないか。完全禁煙であるところもポイントだが、なによりも接客に親しみがこもっていると感じられるからだ。
ソフトブレーン・フィールド株式会社クレディセゾンとの共同事業として、コーヒーチェーンの利用実態調査を行った。
コンビニエンスストアでもドリップコーヒーの店頭販売に注力し始めている中、既存のコーヒーチェーンの利用者の実態について10代~80代の男女6,505名(女性4,319名、男性2,186名)を対象に調査を実施した。
よく行くコーヒーチェーンについて聞いたところ、1位「スターバックスコーヒー」40%、2位「ドトールコーヒーショップ」32%、3位「タリーズコーヒー」14%となり、ついで「サンマルクカフェ」12%、「コメダ珈琲店」8%、「エクセルシオールカフェ」7%、「カフェ・ベローチェ」6%、「プロント」4%となった。
最も好きなコーヒーチェーンの上位5位は、女性では、1位「スターバックスコーヒー」48%、2位「ドトールコーヒーショップ」20%、3位「タリーズコーヒー」8%、4位「コメダ珈琲店」7%、5位「サンマルクカフェ」5%となり、男性では、1位「スターバックスコーヒー」42%、2位「ドトールコーヒーショップ」27%、3位「コメダ珈琲店」6%、4位「タリーズコーヒー」6%、5位「サンマルクカフェ」4%である。
どの年代でもトップは「スターバックスコーヒー」だが、年代が上がるごとに「スターバックスコーヒー」の割合が減り、「ドトールコーヒーショップ」が好きな人が増えている。
「スターバックスコーヒー」が好きな理由については、「お店がお洒落な雰囲気で、店員さんもテキパキした人ばかりで、笑顔が絶えず、疲れた表情をしないのも心地よい。混んでいるときもシステムがちゃんとできており、対応がスムーズで、イライラしたことがあまりない。」(38歳既婚女性)や「笑顔はもとより、目配り気配りがしっかりしているところ。子供の名前や気の利いた会話、キャラクターを覚えているなど、人の心をくすぐる。」(44歳既婚男性)など、接客や店内の雰囲気がポイントとなっているようだ。
「ドトールコーヒーショップ」が好きな理由については、「喫煙席がある。コーヒー、ケーキがおいしい。コーヒー類の値段が安い。」(53歳既婚女性)や「機械的にサービスして貰い、余分なことがない。何よりも価格が安く、負担にならない点が気に入っている。」(66歳既婚男性)など、喫煙や価格がポイントになっている。
この調査結果を見ても、スターバックスが愛される理由は、やはりなによりもフレンドリーな接客なのだろう。(編集担当:久保田雄城)